マーク師匠会心の一撃:ベートーヴェン交響曲第九の名演

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村中大祐©中村ユタカ
最近ペーター・マークの新譜が出てきている。

嬉しいことだと思う。

本当に素晴らしい音楽家だったから。

今回は東武という会社が彼のベートーヴェン交響曲全集を

再度リマスタリングしたものを発売するという。

それがどんな改善なのかはわからない。

でもこの録音に付き合った自分としては

あのように見事な第九が思ったように評価されなかったことを

とても悔しく思っている。

「一期一会の会心の出来だった。」と本人も語っていたが

何より私たち聴いた者の感動を想うと

あれほどの名演はその後お目にかかれていない。

つまり、「何を聴いているのか?」

そこがポイントだ。

私が彼の第九を聴いたのは、録音されたパドヴァの教会のほかに
トレヴィーゾ歌劇場(現マリオ・デル・モナコ歌劇場)での
公演だった。

そこでマークは6型、つまり第一ヴァイオリン6人で
第九の演奏をやってのけていた。
それがどういうことかは、オーケストラの運営に携わるものなら
よくわかるはず。

イタリアの名ヴァイオリニスト、Piero Tosoをコンサートマスターに
一同が見事なカンタービレを表現する様は
まさに圧巻。アダージョの深さはフルトヴェングラーを超えるものだ。

そして終楽章の対位法の扱いに圧倒されるのは、わたしだけではないはず。

必聴の第九だ。
是非単品が手に入るなら聴いてみて欲しい。
本当に見事な第九だから。
https://www.youtube.com/watch?v=6CKXZY_a4wo

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