Orchester AfiA(アフィア)

指揮者 村中大祐の呼びかけで2006年横浜開港150周年の特別プロジェクトとして誕生した。
設立当初は、横浜OMPオーケストラ(横浜オペラ未来プロジェクトオーケストラ)として
オペラを中心にその活動を展開したが、2008年に設立されたアフィア“AfiA”(Accademia filarmonica international Association)所属のオーケストラとして2013年に再始動。
特定の母体を持たないが、ソリストやフリーランスとして活躍中の音楽家、
あるいは国内プロオーケストラ(N響、東京フィル、読響など)に在籍するトップ奏者などで結成された、名実ともに“スーパーオーケストラ”である。

Orchester AfiAのメンバー

AfiA member
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Orchester AfiA(アフィア)と他の楽団との違いって、一体なんでしょうか?

2016年1月26日が来ると、Orchester AfiAの創設から10周年になります。
元はと言えば「オペラ」を演奏するために作られたオーケストラでした。
それは創設者である指揮者の村中大祐の考えによるものです。
村中大祐は東京外国語大学で国際関係論とドイツ語を学んでから
ウィーン国立音大で指揮の勉強を始めます。
ウィーンでの生活は6年と、その割に長い滞在期間の間に
多くのウィーンならではとも言える学びがあったようです。
画像の説明
Daisuke Muranaka (イギリス室内管弦楽団 国際招聘指揮者)
©中村ユタカ

という訳で、Orchester AfiA芸術監督の村中大祐氏に質問をぶつけてみました。

「ウィーンと言えばウィーンフィル。あのウィーン・フィルの素晴らしい響きの理由は何だと思われますか?」

ウィーン・フィルの特性を語る時、専門家の間では多くの場合、その「統一された音楽語法」が話題に登ります。そして「統一された言語」を音楽で語ることは、ひとつの特権とも言えます。ウィーンで言うmusizieren(「音楽すること」)という言葉に要約されるのですが、「音楽を楽しむこと」が基礎にあって、皆がまずは「楽しむ」をモットーにしていますね。そしてモーツァルトの父親、レオポルド・モーツァルトによって書かれた”Die Violin Schule”、つまり「ヴァイオリン教則本」をウィーンでは皆が使って、基礎的な音楽の語法を学ぶんですが、それはヴァイオリンの学生だけでなく、ピアノや指揮科の学生まで知っていなければならない、という、ある意味バイブルなんですね。この本を通じてウィーン・フィルの人達は同じ「語法」を語るようになった、と言われています。でもそれだけではないのです。彼らの仕事の現場はDie Wiener Staatsoper(ウィーン国立歌劇場)です。そこで毎晩、彼らは日替わりのオペラ演目にもかかわらず、ほとんど初見で練習なしに弾いていることが、彼らに独特のCantabile(カンタービレ)の特質や即興性を与えているのだと思う訳です。確かに共通言語も大切ではあるのでしょうが、むしろ「歌手の息を意識しながらオペラを弾く」という毎日の訓練こそ、私が感じたウィーン・フィルの秘密だったのですね。これは是非日本でも実現してみたい、と思ったわけです。

つまり、「オペラ」を弾けば、オーケストラの響きはウィーンの音に近づくということですか?それが今のオーケストラ・アフィアのクオリティの高さに繋がっているということでしょうか?

Orchester AfiAの誕生は、「歌うオーケストラの誕生」ということだと思っています。ちょうど10年前のいまごろは、横浜で「オペラ未来プロジェクト」を企画・立案・制作・監修をしていましたが、オペラをやるにあたり、まずはオペラのための特別なオーケストラが必要だ、という考えが頭にありました。というのも、その当時私は日本のオーケストラの前に立っても、「歌う」という意識が、当時の日本のオーケストラの方と私では、随分ズレがあるように感じており、もう少し自分の考えや感性に近いオーケストラが必要だったのです。
私は昔から「ピアノで歌う」ことを、徹底して自分自身に課して、外語大に入るとドイツ歌曲の伴奏の仕事を随分引き受けていました。ウィーン・フィルが「オペラ」のオーケストラであることが、ベルリン・フィルという機能では世界一のオーケストラを唯一上回ることができることを、肌身でわかったのは、ウィーンで暮らした6年間の財産でした。年末年始のニューイヤーコンサートは人気ですが、あそこで「黄金のホール」に響くつややかな音色は、ウィーンだからではなく、「オペラで培った歌の響き」だからなのです。そこには国境はないと考えました。日本でもできると。

12月はバイロイト音楽祭の歌手などが来日しますが、どうやって招聘まで漕ぎつけたのでしょうか?

特別なことは何もしていません。イタリアの歌劇場にいる自分のコンサルタントに、「大地の歌」の自分のイメージを話しておき、何人か歌手の候補をもらいました。その後は直接各国のオペラ部門のマネージメントに依頼・交渉しただけです。ただ、自分で調べられるだけ調べて、声を聴き、納得した人しか招聘しません。ほかにも候補はありましたが、やはりドイツ語のディクション(発音)が一番気になります。それは昔からドイツ歌曲をやっていたせいもありますし、お客様は敏感なのを良く知っているからです。美空ひばりの歌を聴くとき、日本人のわたしたちでも、その全ての言葉の意味がわかるわけではありませんよね?でも彼女は「言葉を語るように」歌いますから、聞き手は全ての意味がわからなくても、彼女の歌に引き込まれるのです。それは「ちあきなおみ」も同じです。つまり、マーラーの音楽でも、ドイツ語の語り口にブレがある歌手の歌を聴くと、たとえドイツ語が分からない人でも、声が自分の心に届かないような気になるものです。大変不思議な現象ですが、大抵の日本人歌手は、そのことに気が付いていません。実はディクションのぶれ、曖昧さは、聴衆を眠らせてしまうほど、影響の大きなものです。何年か前まで私はイタリアの歌劇場で仕事をしていましたが、当時はまだマリア・カラスと共演した歌手達が舞台に立っていました。彼らから学んだことはVecchia scuola(昔ながらの教育)は本当に素晴らしいものだった、ということ。昔の歌手たちは、まず指揮者から楽譜を渡されて、「勉強してこい」と言われるのです。何を勉強するのかというと、「発音」なんですね。楽譜にイタリア語の発音記号が書かれていて、カラスもデル・モナコもみな、セラフィンやガヴァッツェーニといった指揮者から発音記号の書かれたイタリア語の歌詞を、只ひたすら確認作業をするわけです。彼らはもちろんイタリア語がペラペラなのに、その上に発音記号ですよ!それから音楽の稽古が始まるというわけです。どのくらい言葉の音の役割が、音楽に影響するか?を知っていたからなんですね。今回ヨーロッパのマネージメントは、最初声の大きな歌手を招聘するよう勧めてきました。でも私は声の大きいだけの「鈍い」歌手よりも、本当の意味でマーラーの音楽を「愉しませてくれる」歌手に来日を依頼しました。偶然にも2人ともフィンランド人だったのですが、これは意図したことではないのですよ。。。

歌うということでは、前回のAfiAの演奏会はアンコールでマーラーの交響曲第5番の「アダジェット」を演奏されましたが、あれは正に「歌う」音楽でしたね。まだ記憶に焼き付いている人も多いと思います。マーラーの音楽をアンコールに演奏されたのは、今回のマーラー「大地の歌」への伏線だったのですか?

まさにその通りです!よく分かってくださいました!マーラーはリュッケルトの詩による歌曲を書いていますが、このリュッケルトも東洋に憧れた才人で、アラビア語の翻訳までやったくらいですから、東洋的な「永遠」に対する感覚は、ヨーロッパの知識人の間で、ある意味必要とされていたのではないか?と思われます。ニーチェが聖書をパロディ化するくらいですから、キリスト教の世界観だけでは、物足りなかったのではないでしょうか。前回の演奏会では「舞踏」を中心にしましたが、マーラーの「舞踏」は時が止まるのです。音楽はゆっくり流れて、時が止まるような感覚を聴衆は体験するのです。それは今度の「大地の歌」の終曲「別れ」のテーマでもあります。来日するラウラ・ニッカネンさんが、素晴らしい歌唱でみなさんを「永遠のとき」にお連れ下さると信じています。(次回に続く。。。)

オーケストラ・アフィア(AfiA)の活動の特色について。。。

昨年2013年は出雲大社の遷宮、そして伊勢神宮の式年遷宮が執り行われました。我々も昨年10月の式年遷宮に合わせ、まさに「満月」に鎌倉鶴岡八幡宮若宮にて奉納演奏を執り行いました。御神前で「身を浄め」、「穢れをはらう」なかで、古来から伝わる「満月の不思議」の下、西洋音楽の響きのなかに「日本のこころ」を投影することができたように思います。

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